
・自分がやりたいことって何だろう?
・「何か」やりたいけど、それが見つからない
と思っている40代の方に、
私の名著「世界一やさしい やりたいことの見つけ方」の内容から「本当にやりたいこと」を見つけるヒントにして欲しい!
との思いから記事を書きました。

・40歳ジョブホッパーから3年で取締役
・4年で月収3倍
私は、40歳までジョブホッパーで将来に漠然とした不安があり、これでは「人生終わる」と思いスキルを身につけ始めました。
46歳となった今では、将来の「仕事とお金」の不安はほぼありません。
一方で、どこか心が満たされず「自分が本当にやりたいこと」は何なのか悩んでいました。その時に出会った本が「世界一やさしい やりたいことの見つけ方(著者:八木仁平さん)」です。
今回は、その本に書かれている自分のやりたいことが見つかる方法について解説します。
結論から先に、やりたいことの見つけ方は3つの視点で「自分探し」から脱出することです。
3つの視点
- 大事なこと(価値観)を見つける
- 得意なこと(才能)を見つける
- 好きなこと(情熱)を見つける
目次
人生を変える!やりたいこと探し5つの間違い

「5つの間違い」を持ったまま「やりたいこと探し」を進めても、やりたいことはみつかりません。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方
やりたいことが見つからない人の多くは「5つの間違い」にはまっています。
まずは、その間違いを正していくことから始まります。
早速、5つの間違いをみていきましょう。
間違い1 「一生続けられること」でなければならない
「やりたいこと」を見つける段階で「これを一生の仕事にしよう」と思えるようなことはあり得ません。「やりたいこと」は「今一番『やりたいこと』」で構いません。1つの「やりたいこと」に固執し続けるのは、もはやリスクでしかありません。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方
誰も一生続けられること=やりたいこととは定義していません。
社会もトレンドも興味も常に変化します。変化する時代にやりたいことも変化することは、ごく自然なことです。
筆者は言います。「一番危険なことは『やりたいこと』が何もなく漠然と毎日を過ごしてしまうこと」だと。
ポイント
【間違い】一生続けられることでなければならない
【真 実】今一番やりたいことをやればいい
間違い2 やりたいことを見つけた時には「運命的な感覚」がある
天から与えられる運命的な「やりたいこと」を探しても時間の無駄です。今自分の中にある小さな興味を育てたり、目の前の仕事を面白くする工夫をすることで「やりたいこと」を作られます。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方
筆者は、この迷信も「やりたいこと」探しを妨げる強力な敵と言っています。
恋人でも仕事でも、つい運命的な出会いを心のどこかで期待してしまうものです。そんな出会いがあるわけないと思いつつも、、、
見たくないかもしれませんが「現実」を見つめましょう。
ポイント
【間違い】やりたいことを見つけた時には「運命的な感覚」がある
【真 実】やりたいことを見つけても最初は興味レベル
間違い3 「人のためになること」でないといけない
「やりたいこと」を考える時点では、それが人の役に立つかどうかなんてどうでもいいことです。自分の「やりたいこと」をし続けた結果として「人のためになっている」というのが正しいのです。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方
そもそも自分の「やりたいこと」でないと続けることは難しいです。
自分を抑えて「人のために頑張る」というのは聞こえはいいですが、結果的に自分がストレスを抱え相手のためになりません。
ポイント
【間違い】「人のためになること」でないといけない
【真 実】自分のために生きることが人のためにもなる
間違い4 見つけるには「たくさん行動する」しかない
「たくさんの選択肢があったとしても、その中から選ぶ力を持っていなければ、納得のいく選択をすることはできません。必要なのは、「選択基準」を磨くことです。選択基準は、自分の内側にしかありません。」
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方
すごくありがちな考えるよりも行動が大切だ!論です。
今の社会では選択肢がたくさんあります。逆に言うと選択肢があるから選べない。だから、まずは行動だ!という話しもうなずけます。
しかし、もし間違った選択をすれば自分のためになりません。行動する前には「選択する力」が必要です。
「選択する力」は、自分しか分かりません。まずは自分を知ることです。
ポイント
【間違い】見つけるには「たくさん行動する」しかない
【真 実】見つけるには自己理解しかない
間違い5 やりたいことが「仕事」にならない
「やりたいこと」は自分の内側にしかありません。「やりたいこと」の実現手段は自分の外側に溢れまくっています。「やりたいこと」を考える段階では実現できるかどうかを考える必要はないんです。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方
誰しも「やりたいこと」を仕事にしたいと、一度は考えると思います。
子どもの時はやりたいことをやりますが、大人になると「それで暮らしていけるの?」という悪魔の言葉を聞くようになります。
いつのまにか、自分が「やりたいこと」に蓋をふさぎ、自然とやりたいことを忘れ思い出すこともなくなる。
そして、自分が「やりたいこと」ではなく「生活できること」を仕事にする。
「やりたいこと」は自分の中にしかありません。 だから自分の心に問うことが重要です。
ポイント
【間違い】やりたいことが「仕事」にならない
【真 実】やりたいことは自分の中にある。実現手段は社会の中にある
やりたいことが見つかる2つの公式【自己理解メソッド】

やりたいこと探しには公式があります。
公式があると聞いただけで、目の前が明るくなりますね。 早速、その公式を学びましょう。
「やりたいこと探し」2つの公式
公式1:好きなこと×得意なこと=やりたいこと
公式2:好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと
公式1:好きなこと×得意なこと=やりたいこと
多くの人は「好きなこと=やりたいこと」を考えていますが、それはまだ分解が足りません。「やりたいこと」とは「好きなこと」を「得意なやり方でやる」ことです。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方

私も「好きなこと=やりたいこと」と思っていたので、好きなことは何だろうとばかり考えていました。
実は、「好きなこと」と「得意なこと」を掛け合わせることで「やりたいこと」になります。

大丈夫です。この考え方を当てはめてたら答えはみつかります。
★好きなこと:「自分の情熱がある分野」のこと
「好きなこと」の考え方
- 興味があってもっと知りたいと感じること
- 関わるだけで面白いので「これが本当に仕事でいいの?」と感じること
- なんで?どうすれば?のような問いが湧いてくること
★得意なこと:「自然と人よりも上手くできて、やっていて苦なく心地よりこと」のこと
得意なことの考え方
- 頑張らなくても無意識にやっていること
- 仕事でなくても普段から自然とやっていること
- 他の人に対して「なんでこんなことができないの?」と思うこと
注意点として、「得意なこと(才能)」と「スキル(知識)」は全く別物です。混同しないようにしましょう。
・得意なこと(才能):生まれつき持っているもの
・スキル(知識):後で身につけられるもの
公式2:好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと
「自己理解メソッド」の最後の要素は、「大事なこと」です。「大事なこと」は状態を表しています。「好きなこと×得意なこと」という行動だけではなく、状態も合わさって、初めて「本当にやりたいこと」になるのです。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方

先ほどの公式1は「好きなこと」×「得意なこと」で「やりたいこと」になりました。
今度は、その公式1に「大事なこと」を掛け合わせることで「本当にやりたいこと」になります。これが公式2です。
「大事なこと」というのは価値観のことです。例えば、自由に生きたい、人に優しく生きたい、安心して生きたい、熱中して生きたい、などです。
いくら、「やりたいこと」が見つかったとしても、自分の価値観に合わなければ、結局自分らしい生き方にはなりません。
一番大切なことは、自分が「どう生きたいか」です。
大事なこと:「どう生きたいか」という価値観のこと
▼自分の価値観がわからないと悩む方は、この記事を参考にしてください。
≫自分の価値観の見つけ方・5つのステップを解説【自己理解のプロから学ぶ】
自己理解メソッド3つのルール

「本当にやりたいこと」を見つけるためには、先程の公式2「好きなこと×得意なこと×大事なこと」を掛け合わせることです。
ただし、順番に考えて掛け合わせることが重要です。
1番目「大事なこと」
2番目「得意なこと」
3番目「好きなこと」
この順番で掛け合わせることによって「本当にやりたいこと」が見つかります。
そのためには3つのルールがありますので、それを解説します。
ルール1:「好きなこと」は手段 「大事なこと」をまず見つける
「好きなこと」は、あくまで仕事の目的を実現するための「手段」ですから。まずは「大事なこと」から生まれる「仕事の目的」から見つけていくのが自己理解メソッドのルールです。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方
本当にやりたいことを見つけるためには、まず最初に「大事なこと」を見つけることです。
なぜなら「本当にやりたいこと」はあなたがどう生きたいのか、その価値観がベースになるからです。
もし「好きなこと」を最初にすると、本質である「仕事の目的」を見失うことになります。
例えば、「美味しいカレーを作ることが好き」という好きなことで飲食店を始めたとします。
実際、お客様は美味しいカレーを食べにくることはありますが、本質的にはカレーを食べる先にある価値を求めてお店にくるわけです。例えば、辛いもので暑い夏を乗り切りたい!身体に良いスパイスで健康になりたい!とか。
このような思いが、お客様が求める本来の価値です。これが本質です。
この本質を最初に考えることが、本当にやりたいことにつながります。
だから、本質である価値=自分にとって大事なことを最初に見つけることが大切なのです。
まずは、自分が大事にしていること=自分の価値観を見つけましょう。
ルール2:「好きなこと」の前に「得意なこと」から見つける
「やりたいこと」が見つからない最も大きな理由は「見つかっても仕事にできそうにない」という思考のブレーキがあること。「仕事にできない」という思考のブレーキを外すために「得意なこと」を見つけましょう。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方
「やりたいことが仕事にならない」という思考のブレーキが、大人になって「やりたいこと」を阻害してしまう原因です。
その思考のブレーキを外すためには、まず「得意なこと」を見つけて明確にすることが重要です。
「得意なこと」とは、自分では普通のことだから大したことと思っていないことです。例えば、言われたとことを1回で理解し資料をまとめられる。とかです。
まずは、自分では大したことと思っていないこと=「得意なこと」を見つけましょう。
そして、その「得意なこと」が見つかったら迷うことなく続けていくことです。それが自信につながります。
「得意なこと」を自信につなげる4つのステップ
- 得意なやり方で仕事をする
- 得意なことをさらに磨く
- 得意なことで成果が出せるようになる
- 成果がでると自信がつく
ルール3:「細かい実現手段(ブログ・Youtube・起業・転職など)」は後から考える
自己理解でやってはいけないのが、真っ先に「実現手段」をごちゃごちゃと考えてしまうことです。旅行先の目的地が決まっていないのに、飛行機で行こうか、電車で行こうか、と考えているのと全く同じです。
引用元:世界一やさしい やりたいことの見つけ方
今の社会では、何かを実現するための手段がたくさん存在します。だから、その手段ばかりに目がいき、目的のないままに取り組んでいることが多いです。
それでは、どこにいくのか分からず浮遊している状態と同じです。浮遊している状態では、「本当にやりたいこと」にはたどり着くことはできません。
まず、旅行先の目的地を考えると同じように「本当にやりたいこと」という目的地を先に決めることが重要です。
目的地さえ決まれば、あとは手段を選ぶだけです。実現手段の前に「本当にやりたいこと」を明確にしましょう。
以上、3つのルールを解説しました。
このルールをもとに「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと」を掛け合わせて、自分が本当にやりたいことを見つけていきましょう!
まとめ:40代から人生を変える!3つの視点で「自分探し」から脱出しよう!

今回は、 私が感銘を受け実践した本「世界一やさしい やりたいことの見つけ方(著者:八木仁平さん)」をもとに、 本当に自分のやりたいことが見つかる方法について解説してきました。
本当にやりたいことを見つけるためには、まずは自分の価値観を見つけることから始まります。
40代は人生の折り返しです。
残りの人生を自分の価値観をベースに自分軸で「自分の人生」を生きる。これに尽きます。

ぜひ「世界一やさしい やりたいことの見つけ方」を読んで「自分探し」から脱出して40代からの人生を楽しみましょう!
最後に、本当にやりたいことの見つけ方をおさらいしておきます。
-
-
自分の価値観の見つけ方・5つのステップを解説【自己理解のプロから学ぶ】
続きを見る