
・経済的な自由が欲しい
・貯金ができない
40代になると若い時とは違い教育資金や老後資金などお金の不安が大きくなります。でも、どうしたらお金の不安が解消できるのか。
こんな悩みにお答えします。
【本記事でお伝えすること】
・お金力を身につける前に知るべき「自分の価値観」
・豊かな人生を送るために必要な4つのお金力

今回は、40代会社員がお金の不安を解消するために身につけるべきお金力について解説します。
本記事を最後まで読めば、自分らしい豊かな人生を送るためのお金力を身につける具体的な方法が分かります。
結論から先に、4つのお金力とは
- 貯める力(支出を減らす)
- 使う力(価値・幸福度を上げる)
- 稼ぐ力(収入を増やす)
- 増やす力(資産を増やす)
まず身につけるべきお金力は、お金を管理する力「貯める力」と「使う力」です。
それでは、詳しく解説していきます。最後までお読みください。
目次
お金力を身につける前に知るべき「自分の価値観」

まず初めに、4つのお金力を身につける前に必ず知るべきことは「自分の価値観」についてです。
なぜなら、自分らしい豊かな人生を送るためには、自分の価値観をもとにお金を稼ぐことやお金を使うことが必要になるからです。
価値観とは、自分らしさを表す最も象徴するものです。
もし自分の価値観を知らないのであれば、それは自分らしさを知らないということです。
逆に自分の価値観を知っているのであれば、それは自分らしさを知っているということになります。
日々の生活においては、特に自分の価値観について意識しなくても過ごすことができます。だから、自ら意識しない限り自分の価値観を知ることはありません。
自分の価値観を知らないということは、自分らしい生き方ができていないということです。
自分らしい人生を送れるかどうかは、幸福度に大きく関わります。
自分の価値観を知り、自分らしい生き方をすることで幸福度は高まります。そのためには、まず自分は何を大切にしているのかを考えてみてください。
大切にしているものが分かれば、お金についての考え方も見つかります。
例えば、あなたが「誠実さ」「安心」を大切にしている人だとします。
もし、あなたが働いている会社や仕事内容に「誠実さ」を感じられなかったらどうでしょうか?
それは、自分らしいお金の稼ぎ方とは言えません。
もし、「安心」を大切にしているのに無駄遣いをして貯金がなかったらどうでしょうか?
それは、自分らしいお金の使い方とは言えません。
このように、自分が大切にしていること=自分の価値観を知ることで、自分の価値観にあったお金の稼ぎ方・使い方が見えてきます。
自分の価値観とお金の考え方が一致すれば、自分らしい生き方につながります。
▼自分の価値観って?と思う方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫自分の価値観の見つけ方・5つのステップを解説【自己理解のプロから学ぶ】
豊かな人生を送るための4つのお金力【具体的な方法も解説】

ここから本題です。
先程の自分の価値観を理解した上で、4つのお金力の考え方とお金力を身につける具体的な方法を解説していきます。
1 : 貯める力(支出を減らす)
まず初めに重要なお金力は「貯める力」を身につけることです。これは稼ぐこと以上に大切なことです。
貯める力というのは、支出を管理する力とも言い換えられますが、ここで言う貯める力は支出を減らすことをポイントにしています。
どんな方でも基本的に「収入」と「支出」2つのお金の流れで日々の生活を送っています。
例えば
・収入が100で、支出が90なら 10残ります。
・収入が100で、支出が100なら 何も残りません。
・収入が100で、支出が110なら、10不足します。
この単純な計算は誰でも分かることですが、実際の生活となると実に多くの人が、この単純な計算ができません。
クレジットカードのリボ払いをする方は、まさに典型例です。過去の自分ですが・・・
つまり、お金の管理ができないからお金を貯めることができない。
日々の生活でお金を貯めることができない方は、ここを認識することが大切です。それを認識した上で、支出を減らすことを実践していきます。
支出を減らすポイントは2つです。
支出を減らすポイント
・固定費を見直す
・今の生活レベルを下げない
まず、見直す費用は「固定費」です。なぜなら、食費や娯楽費などの変動費を減らすと今の生活レベルを下げてしまうからです。
家計の主な固定費は、住居費・通信費・保険料・自動車関連費・定額サービスがあります。その内、どの固定費を減らすことができるかを考えていきます。
例えば、代表的なのは通信費・スマホです。
スマホを格安スマホにすれば利用料が抑えられます。また格安スマホに換えても通信環境に大きな変化はありません。つまり、生活のレベルが下がることはありません。
私の場合ですが、格安スマホに換えて月9,000円ぐらいから4,000円台になりました。毎月5,000円ほどの削減です。しかも夫婦ともに換えたので月1万円見直すことができ、その1万円を積立て投資に回しています。
このように、まずは生活のレベルを下げない固定費を見直すことです。それを意識して「貯める力」を身につけていきましょう。
2 : 使う力(価値・心の満足度を上げる)
次に重要なお金力は「使う力」を身につけることです。
せっかく貯める力を身につけても「使う力」がなければ人生を豊かにすることはできません。自分らしい人生を豊かな人生を送るためには、「使う力」が大きく関係します。
ここで重要となるのが、やはり自分の価値観です。
自分の価値観に合ったお金の使い方をすることで、自分らしい生き方につながります。
それでは、具体的にどんなお金の使い方をすればいいのか。ここでは2つのポイントを紹介します。
お金を使うポイント
・自分の価値を上げる
・心の満足度を上げる
この2つのポイントを意識してお金を使うことです。例えば、
- 自分磨き(自己投資)
- 健康管理
- 豊かな浪費(家族旅行など)
- 寄付
などがあげられます。
自分の価値を上げることで、人生の選択が増え自由度が高まります。また、心の満足度を上げることで、幸福度は高まります。
海外の研究ですが、「長期的な幸福をもたらすのは物より体験である」と科学的に証明しています。
例えば、高級時計や高級車など欲しかった物を買った時は幸福を感じます。ですが、その幸福感は長く続きません。
一方で、家族で海外旅行をした体験などは思い出として心に刻まれます。その思い出は、いつでも振り返ることができ、その時の幸福感はずっと続きます。
もちろん価値観は人それぞれ違います。ただ誰しも自分らしい豊かな人生送りたいと思うはずです。
そのためには、自分の価値観を理解して価値観に合ったお金の使い方を考えることが重要です。
まず始めることは、今のお金の使い方でただの浪費や消費がないかをチェックしてください。そして、自分の価値観に合ったお金の使い方を考えていきましょう。
▼こちらの記事で、自分の価値をあげる自己投資について紹介しています。
≫40代将来の不安を解消する自己投資おすすめ7選【やってよかった体験】
3 : 稼ぐ力(収入を増やす)
次に身につけるお金力は「稼ぐ力」です。
「稼ぐ力」を3番目にした理由は、どんなに「稼ぐ力」を身につけてもお金の管理ができず、浪費しては家計が破綻する恐れがあるからです。
ただし「稼ぐ力」を身につければ、安定した生活を送ることができるだけでなく、自分のやりたいことなど選択の自由度が高まります。
では、会社員が稼ぐ力(収入を増やす)を身につけるにはどんな方法があるのでしょうか。まずは所得税の所得区分を参考にして、どの所得を増やすのかを考えてみます。
<税法上の所得区分(10種類)>
・利子所得
・配当所得
・不動産所得
・事業所得
・給与所得
・退職所得
・山林所得
・譲渡所得
・一次所得
・雑所得
この内、会社員にとって現実的なことは、今働いている会社の給与所得を上げること、また転職して給与所得を上げることです。
例えば、
・資格を取得して資格手当をもらう
・資格のダブルライセンスで付加価値をつけ給与を上げる
次に考えられることは、副業で雑所得を増やすことです。
例えば、
・飲食店でのアルバイト
・資格を活かした講師業
・ブログによるアフィリエイト収入(注意:稼げるかは不確定)
ちなみに、給与取得者の副業は事業所得としては難しく基本的に雑所得になります。
<給与所得者の副業が雑所得になる例>
・原稿料
・モデル料
・オークションでの利益
・フリーマーケットの利益
・アフリエイト収入
副業で稼ぐために大切なポイントは、自分の価値観を理解した上で具体的な副業を考えることです。
例えば、家族との時間を何よりも大切と考えている方が、時間を切り売りする副業(例:コンビニや飲食店でアルバイトなど)はおススメしません。それは自分の価値観とは異なるので自分らしい生き方にはならないからです。
もし、ある程度の資金があるなら資産運用をして配当所得を得るなど、自分の時間を切り売りしないような副業を考えてみることです。
このように、自分の価値観に合った具体的な稼ぐ方法を考えていきましょう。
▼副業に関心ある方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫40代会社員が始めるパラレルキャリアにブログをおすすめする理由7つ
≫【初心者でも安心】複業ブログの始め方を解説【7つの手順でできる】
▼資格に関心ある方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫FP資格は役に立たない?【結論:役立つ】FP2級取得後のメリット10選
4 : 増やす力(資産を増やす)
最後に身につけるお金力は、自分が働くのではなくお金に働いてもらう「増やす力」です。
つまり、資産運用をすることでお金(自己資金)がお金を生む仕組みを作り、所得を得る力を身につけていきます。これは先ほどの所得区分でいう利子所得・配当所得・不動産所得にあたります。
いきなり投資というとハードルが高くなりますので、まずは資産運用の知識を身につけることから始めます。
そして少しずつ知識が身についたら小さく資産運用を始めて実践力を身につけます。その時に適しているのは、インデックスファンドの投資信託などです。
すぐに大きな金額を投資するのはNG
資産運用を始める前に身につける基礎知識は主に4つです。
- 資産運用の種類・特徴を知る
株式、債券、不動産、リート、投資信託、預金など投資の種類と特徴を知り、自分に合う投資を考えます。 - 資産運用のリスクを知る
どの投資がどんなリスクがあるのかを知り、自分のリスク許容度を考えます。 - 平均利回りを知る
一般的な平均利回りを知ることで、投資の判断基準を身につけます。それにより詐欺からも身を守ることができます。 - 単利と複利の違いを知る
長期運用では複利の力が最大の効果を生みます。単利と複利の特徴を理解します。
これ以外にも身につけた方が良い知識(例:iDecoなどの税制優遇制度等)はあります。
だた全ての知識はつながっていますので、まずは1つ知識を身につけましょう。そうすると連鎖的に知識が身についていきます。
▼資産運用の基礎知識はこちらの記事から学べます。
≫【初心者必見】40代会社員が資産運用を始める前に知るべき基礎知識
まとめ : お金力を高めて自分らしい豊かな人生を送りましょう

私たち日本人は学校や家庭でお金について学ぶ機会はほとんどありません。社会人になってお金と向き合い、自分なりにやりくりしているのが実状です。
今回解説した4つのお金力「貯める力・使う力・稼ぐ力・増やす力」を知ることで、お金力の考え方や具体的な方法を理解できたと思います。
始めに身につける力は「貯める力」です。次に「使う力」。そして「稼ぐ力」、最後に「増やす力」となります。
自分らしい豊かな人生を送るためには、まず「貯める力」と「使う力」であるお金の管理がしっかりできることです。
お金の管理は「お金力の土台」です。その土台ができて、稼ぐこと・増やすことを積み上げていきます。
まずは、土台であるお金の管理・貯める力と使う力を身につけていきましょう。
最後に
40代は人生の折り返しです。
残りの人生を他人軸で生きるのではなく、自分軸で生きる人生を選択してください。
そのためには自分の価値観を知り、自分の価値観に合ったお金力を身につけることです。

-
-
【初心者必見】40代会社員が資産運用を始める前に知るべき基礎知識
続きを見る