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パラレルキャリアとは?【本業+第2の活動】自分に正直な人生の歩み方

悩む40歳
・パラレルキャリアっていまいち分からない
・副業と何が違うの?
・何か始めたいけど、どうしたらいいの?


こんな疑問にお答えします。

ヒデシ
本業は資産運用コンサル会社の取締役、パラレルキャリア(複業)は投資、ブログ運営をしています。
・40歳ジョブホッパーから3年で取締役
・4年目で月収3倍


今回は、40代の方(就職氷河期世代)向けに記事を書きました。


この記事では、自分らしいパラレルキャリア(複業)を築くための考え方を解説します。


この記事を読めば【人生に後悔しない】自分に正直な人生を歩むパラレルキャリア(複業)の築き方が分かります。


結論から先に、自分らしいパラレルキャリア(複業)の築き方は3つの視点で考えることです。

3つの視点

  1. ライスワーク(Rice Work):収入を得るための働き方
  2. ライクワーク(Like Work):自分の好きなことを目的とした働き方
  3. ライフワーク(Life Work):使命やミッションをもとにした働き方


それでは、詳しく解説していきます。最後までお読みください。

パラレルキャリアとは【本業+第2の活動】


「パラレルキャリア」とは、「マネジメントの父」を呼ばれる経営学の第一人者・P・Fドラッカーが『明日を支配するもの』(ダイヤモンド社)で紹介した考えで「本業を持ちながら、第二のキャリアを築くこと」と言われています。


複数のキャリア(経歴)を並行(パラレル)して進めていく「パラレルキャリア(複業)」は、人生100年時代を迎える私たちにとって必要な考え方の1つです。


複数キャリアという点では「副業」もありますが、パラレルキャリア(複業)とは「目的」が大きく異なります。


その違いについて解説します。

パラレルキャリア(複業)と副業の違い


【パラレルキャリアの目的】

スキルアップや夢の実現、社会貢献活動など自分らしい生き方をすること


パラレルキャリアは、本業を持ちながら第2の活動をすることですが明確な定義はありません。


収入自体が目的ではなく、自分らしい生き方をするために様々な場所で活動することがパラレルキャリアといえます。


つまり、1つの仕事を本業ととらえずに第2の活動も本業と同じように取り組む状態のことです。

「パラレルキャリア」の状態

「本業+第2の本業」※複数の本業がある


【副業の目的】

金銭的な報酬・副収入を得ること


副業は、副次的な目的で収入を得る仕事のことです。


例えば

・昼間は不動産会社の会社員→本業
・週末の夜はコンビニでアルバイト副業


本業とは別の仕事とはっきり区別している状態が、副業(Wワーク)と言えます。

「副業」の状態

「本業+副業」※別の仕事と区別している

自分らしく生きるためのパラレルキャリアのススメ


なぜ今、副業とは違う働き方・パラレルキャリア(複業)が注目されているのでしょうか。


それは、社会環境が変化し「自分のキャリアを見直し・再構築したい」という『自分らしい生き方』を探求し始めたからです。

社会環境の変化


社会環境の変化としては、大きく2つの側面があります。

社会環境の変化

1つ目は、日本企業の変化(終身雇用や年功序列の終焉)
2つ目は、働き方の多様化

1つ目:日本企業の変化


目まぐるしく変わる社会情勢の中、従来の日本の雇用制度はなくなりつつあります。


企業の寿命も短命化し、大手企業でさえあなたの雇用を生涯まで保障しなくなりました。

「なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた。」

トヨタ自動車・豊田章男社長


加えて、日本経済の成長が鈍化し続け賃金上昇の期待もなく、かつての年功序列で役職・給与が上がるというのも過去のことです。


早期での定年退職を進めたり、退職金の減少など会社員の雇用環境は苦しくなるばかりです。


「雇用が不安定な時代」だからこそ、リスク分散として「新しい働き方」を確立することが求められます。

2つ目:働き方の多様化


日本の雇用環境が変化し、働き方や雇用形態が多様化しています。

・テレワークや週休3日制の導入
・副業解禁
・ライフスタイルに合わせた雇用形態(契約社員・派遣社員あんど)の選択
・フリーランス契約


ある程度の役職と給与がついてきた40代は、まさに変革期の中で悶々としているのではないでしょうか。


「新たなキャリアを作る」ことを柔軟に受け入れ『自分らしい生き方』を探求することが求められます。

後悔しない生き方をする


人は人生の最後を迎えるときに「5つの後悔」をすると言われています。


介護職として患者に寄り添ってきたブロニー・ウエアさんが書かれた本『死ぬ瞬間の5つの後悔』にまとめられています。

5つの後悔

  • 1. 自分に正直な人生を生きればよかった
  • 2. 働きすぎなければよかった
  • 3. 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
  • 4. 友人と連絡を取り続ければよかった
  • 5. 幸せをあきらめなければよかった


この中で最も多い後悔は・・・

自分に正直な人生を生きればよかった


というものだそうです。私もこの本を読んで、

ヒデシ
そんな後悔はしたくない!と強く思ったのが、パラレルキャリアを考えるきっかけです。


人生の多くの時間は「働くこと」に費やされます。その働く時間・働き方が自分に正直であれば、後悔しないかもしれません。


果たして「自分に正直な人生」を送っているのでしょうか?


自分に正直な人生を送ることは難しいです。家族の生活を考えたら、今の職業でその給与を確保する必要があります。


一方で、「自分らしい人生を送りたい」と思い葛藤していると思います。


自分らしい人生を送るためには、本業を確保し自分らしい生き方ができるパラレルキャリア(複業)を築くことです。

自分らしいパラレルキャリアを築く3つの考え方


パラレルキャリア(複業)を築く上で最も重要なことは「自分の価値観を知る」ことです。


自分の価値観にあったキャリアを築かなければ結局、自分に正直な人生を歩むことはできません。


まずは自分の価値観を知り、その上で「3つの視点」から自分らしいパラレルキャリア(複業)を考えます。

3つの視点

  1. ライスワーク(Rice Work):収入を得るための働き方
  2. ライクワーク(Like Work):自分の好きなことを目的とした働き方
  3. ライフワーク(Life Work):使命やミッションをもとにした働き方


この3つの視点を解説していきます。

ライスワーク(Rice Work):収入を得るための働き方


ライス(ご飯)、つまり生活のために働くことが「ライスワーク(Rice Work)」です。


大抵の場合、本業の働き方が「ライスワーク(Rice Work)」にあたります。

悩む40歳
パラレルキャリア(複業)がライスワーク(Rice Work)なら副業と同じだよ


と思うかもしれません。


ここで重要なことが「自分の価値観」です。


例えば、私は家族との時間を多く過ごしたいという価値観があります。


その時間を確保するためには生活が安定していないと難しいです。また生活が安定しているだけでなく、ある程度の時間も必要です。


1日10時間以上、土曜日も働き休みは日曜だけ。だとしたら無理です。だから、生活の安定と時間を確保するためにパラレルキャリアとして資産運用・投資家をしています。

「ライスワーク(Rice Work)」は、収入を得ることが一番フォーカスされている働き方です。

ライクワーク(Like Work):自分の好きなことを目的とした働き方


ライク(好き)、つまり自分の好きなことを目的に働くのが「ライクワーク(Like Work)」です。


パラレルキャリア(複業)では、生活のための本業は確保して「自分の好きなこと・楽しいこと」を取り組むことができます。

ライクワーク(Like Work)のイメージ※事例はフィクションです

*Hさんのパラレルキャリア(会社員+バンドマン)
「Hさんは、20代の頃バンド活動をしていました。20代最後の年、デビューするチャンスを得ます。ただ、事務所との契約内容で紆余曲折あり、デビューできずに断念。

結局、バンド活動とアルバイト生活では家族を支えることができずバンドを諦めます。そして、今は会社員として生計を立てています。

ある時、15年ぶりに元バンドメンバーと再会。お互いに近況報告をしていると、それぞれの熱い思いが蘇り、バンドを再結成することに。

メンバーはそれぞれ家族があるため金曜の夜と土曜の夜限定で、ライブハウスでの音楽活動を再開します。

再結成したバンド活動の収入は、ほぼありません。ですが、Hさんにとって「自分が本当に好きなこと・楽しいこと」をすることができ、自分らしさを取り戻した瞬間です。

現在、会社員は生活のための仕事と考え、バンド活動はライクワーク(Like Work)として取り組み、自分らしいパラレルキャリア(複業)を築いています。」


このように、パラレルキャリア(複業)を考えることで、「ライスワーク(Rice Work)」と「ライクワーク(Like Work)」をバランスよく取り組むことが可能です。

「ライクワーク(Like Work)」は、自分の好きなことを目的とした働き方です。

ライフワーク(Life Work):使命やミッションをもとにした働き方


ライフ(人生)、つまり自分の人生をかけて働くのが「 ライフワーク(Life Work) 」です。


1つ例にあげると、私の知人はこんなパラレルキャリア(複業)を築いています。

・昼間は会社員
・平日の夜はシングルマザーのサポーター


シングルマザーのサポーターは、ボランティアで運営している団体での取り組みです。


彼女自身がシングルマザーということもあり、仕事や育児のことで悩んでいるシングルマザーのサポートをしたいと思い、自分のライフワーク(Life Work)としてこのキャリアをスタートしました。


収入は、ボランティアのため交通費程度です。


彼女にとって収入は重要ではなく「社会貢献をしたい」という思いが人生をかけてする仕事「ライフワーク(Life Work)」となっています。


社会貢献活動を仕事にしたい方は、「ライフワーク(Life Work)」としてのパラレルキャリア(複業)を築くことをおススメします。

「ライフワーク(Life Work)」は、使命やミッションをもとにした働き方です

自分の価値観をもとに3つの考え方の掛け合わせが自分らしさとなる


3つの考え方をお伝えしましたが、1つの考え方で自分のパラレルキャリア(複業)を築く必要はありません。


むしろ、掛け合わせが多くなります。例えば、こんな感じです。

・ライスワーク(Rice Work)×ライクワーク(Like Work)
・ライクワーク(Like Work)×ライフワーク(Life Work)
・ライスワーク(Rice Work)×ライクワーク(Like Work)×ライフワーク(Life Work)


本質的には、自分の価値観をもとに自分のパターンを作ることが、自分らしいパラレルキャリア(複業)の築き方となります。


私のブログは、「ライクワーク(Like Work)×ライスワーク(Rice Work)」のパターンです。


私は、自分で得た知識を人に伝えること、文章を書くことが好きというのがベースにあり、ライクワーク(Like Work)としてブログをスタートしました。


一方で、ブログ運営をする中で収入を得ることも1つの目標としています。


ですので、ライクワーク(Like Work)を基本としてライスワーク(Rice Work)の掛け合わせが、私のパラレルキャリア(複業)の築き方です。


自分の価値観をもとに3つの考え方の掛け合わせが自分らしさにつながります。

自分の価値観を知り、自分に正直な人生は何かを考えることが重要

▼自分の価値観を知るためにはこちらも参考にしてください。

≫自分の価値観の見つけ方・5つのステップを解説【自己理解のプロから学ぶ】

まとめ:3つの視点で自分らしいパラレルキャリア(複業)を考えよう!


今回は、 自分らしいパラレルキャリア(複業)を築くための考え方と3つの視点について解説しました。


この3つの視点をもとに、自分の価値観に合う「自分らしいパラレルキャリア(複業)」を築くことが「自分に正直な人生の歩み方」となります。


本記事を参考に自分らしいパラレルキャリア(複業)を築きましょう!


最後に、3つの視点をおさらいします。

パラレルキャリアは3つの視点で考える

  1. ライスワーク(Rice Work):収入を得るための働き方
  2. ライクワーク(Like Work):自分の好きなことを目的とした働き方
  3. ライフワーク(Life Work):使命やミッションをもとにした働き方
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  • この記事を書いた人

ヒデシ

『40歳からの人生を3倍豊かにする』をコンセプトに情報発信中
【経歴】法政大学→会社員→飲食店経営→宅建取得(40歳)→資産コンサル会社 取締役+HIDESHI BLOG運営
【投資】日本株、外国株、積立NISA、フィリピン株、暗号資産、FX、不動産
【複業】資産運用|ブログ運営|講師
【資格】宅地建物取引士|CPM(不動産経営管理士)|AFP(ファイナンシャルプランナー)|TOEIC765(英検準一級レベル)|簿記3級